ちょっと遅れましたが、岡山県の今年の高校入試(数学)を解いてみました。以下感想。
第1問
(10)は目新しい出題形式かと思いますが、難しくはないですね。(1)~(9)も含めて、第1問はこんなものでいいと思います。
第2問
大問にする必要性を全く感じません。統計の問題を出題してみたかったのですかね?連立方程式や2次方程式の文章題の方が、よっぽど受験生の実力を測れると思いますよ。
第3問
第2問同様、これも大問にする必要性を全く感じません。無駄に尾ひれがついているだけで、一つ一つの問いは第1問で出題すればいいようなものばかり。
第4問
普通科志望の場合、点差がつくのはこの大問だと思います。反比例が大問で出題されるのはちょっと珍しいですが、内容は結構面白いと思いました。個人的には、ナースウォッチなるものの存在を知ることができたのが、ちょっと嬉しかったです。
第5問
なるほどなー、と思いながら解きました。(1)~(3)の難度は並だと思いますが、(4)だけ難しいですね。気づけば一瞬ですが。青陵や南の志望者の(4)の正答率が気になります。
総括
まず、去年と同様、記号で答える問題が多すぎだと思います。数学ってそんな科目でしたかね?全体的に、問題文をちゃんと読んで、簡単な問題をいかにミスなく答えるか、その能力を測るだけのテストになってしまっていますね。難しい問題を解く能力、考える能力はほとんど求められていない。進学校の入試には適していないテストだと思いました。入試制度などいろいろあって大変だとは思いますが、岡山朝日高校と同様に、青陵高校も独自問題を作った方がいいのでは?
以上です。言うまでもないことですが、これは私の主観です。こういう意見のおじさんもいる、くらいに思ってください。