今更ですが、今年の共通テストの感想です。私が実際に解いてみた教科は数学、物理、化学、化学基礎、生物基礎、地理探求ですが、全体的にここ数年で一番解きやすかったですね。というよりも、センター試験から共通テストになり、一部教科で試験時間に対する問題量が多すぎて話にならなかったものが、ようやくまともに評価できるようになったという感じでしょうか。内容はともかく、来年以降も問題量はこれくらいでお願いしたいところです。

数ⅠA　

　全体的には悪くないと思いました。ただ、第2問の最後の仮説検定の問題は必要でしょうかね？いろいろ配慮してのことだとは思いますが、本文中に具体的なやり方を書きすぎて、誰でも解ける問題になってしまっています。解いたときの感想は｢馬鹿にしているのか？｣でした。

数ⅡB

　これも数ⅠAと同様に、全体的には悪くないと思いました。注文をつけるなら、第3問の微積の問題はもう少し具体的な関数の問題でもよかったのではないか、というくらいでしょうか。

物理

　昨年と比べると、はるかにまともなテストになったと思います。というよりも昨年が酷すぎましたね。難易度、内容ともにこんなものでいいのではないでしょうか。第2問と第3問の波動の問題は、個人的には解いていてあまり楽しくなかったですが。

化学

　相変わらず難しいですねえ、化学。個人的には去年よりも解きやすかったのですが、予想平均点などを見る限りでは今年の方が難しかったみたいですね。私の主観、あてにならない。これはどうかと思う問題もありましたが、内容は去年よりもよくなったと思います。が、難度が高い問題が多すぎますね。このあたりはもう少し上手く調整してもらいたいところです。

化学基礎・生物基礎

　化学基礎の第2問の後半が少し難しいかなと思いましたが、まあこんなものですかね。来年以降もこれくらいの難易度でお願いしたいです。特に化学基礎、多少簡単になるのはいいですが、これ以上難しくなるのは勘弁してほしいです。

　うちの塾生は、差しさわりのないことしか言えませんが、まあまあといったところでしょうか。

　さて、まだこれで終わりではありません。目指していた点数が取れた人も取れなかった人も、緩まず気負わず、最後まで頑張りましょう。